杉足場板とは

- おかげさまで「杉足場板」に興味を持ってご質問いただく機会が増えました。
ここでは「そもそも足場板って何?」という素朴な疑問にお答えします。
杉足場板とは、工事現場で作業する際の作業床といわれるものです。
高所作業に使われることが多く、作業員さんの安全のための十分な強度が求められる素材です。
近年はもっぱら金属系の足場板が中心に活躍していますが、高速道路や橋梁・各種プラント工事・神社仏閣関連の工事など、現場の工法によって木製を利用する事も多々あります。
平均して3年~5年ほど現場の過酷な条件の下で利用され、杉足場板としての使命を終えます。
人命をあずかる部材なので、強度に不安を覚えたら早々に現役引退となる訳です。
高所作業に使われることが多く、作業員さんの安全のための十分な強度が求められる素材です。
近年はもっぱら金属系の足場板が中心に活躍していますが、高速道路や橋梁・各種プラント工事・神社仏閣関連の工事など、現場の工法によって木製を利用する事も多々あります。
平均して3年~5年ほど現場の過酷な条件の下で利用され、杉足場板としての使命を終えます。
人命をあずかる部材なので、強度に不安を覚えたら早々に現役引退となる訳です。
ここからは少し、WOODPROのこれまでの取り組みを紹介させてください。
足場板よりも更に過酷な使用条件になり、ドロドロのボロボロになって返ってくる板も多いです。
ぱっくりと割れたもの
セメントが石のようにごびりついたもの
吹き付け塗料がびっしり付着して除去できないもの
溶接作業で真っ黒焦げになったもの
……云わばなんでもありな状態です。
当然、そんな板は不良材として廃棄するしかありませんでした。
元々は長さが4メートルあるので、いいとこ取りをすればそこそこ長い良材が取れないこともありません。
ただ、それを実現しようと思うとたいそうな手間がかかります。
当時はとてもやってられないと思ったものです。
「もったいないのぉ、なんとかならんのか」
これは先代の口癖でした。
もののない時代に育った先代としては、廃棄されていくだけの素材はたいそう気掛かりな問題であったに違いありません。
ものづくりをしているメーカーは材料をどこまで有効活用できるかが命です。
結果、先代のその言葉が引き金になり足場リサイクルに本格的に取り組むこととなりました。
●【2000年】ネットショップで生まれ変わった杉足場板の発売を開始
厚さ35mmの傷だらけの材料を27mmまで削り込み、古い雰囲気をなくしました。
組み立て、塗装し、リサイクルウッドとして世に送り出したのです。
コストパフォーマンスもよく自信作でしたが、当時はまだネットショップも主流ではなく「知らない人は買わない・買えない・使わない」の定説の通りの結果でした。
●【2003年以降】古材そのままの味わいを求める動きが始まる
杉足場板の古びた雰囲気を「あえて活かす」事に注目。
古材で作った家具や店舗向けの内装用材を中心に、全国のお客様に素材として提供し続けました。
この頃から1件ずつではありますが確実に紹介や口コミでファンが増えていき、ネットショップで商品構成も増えていきました。
家具などを専門に販売する【WOODPRO本店】と、内装用素材を専門に販売する【WOODPRO杉足場板専門店】にて販売していくことになりました。
■「もったいない!」という先代の戒めがヒントに
足場板を引退すると、地面に敷いて使う敷板(しきいた)として第二の人生を送ることになります。 足場板よりも更に過酷な使用条件になり、ドロドロのボロボロになって返ってくる板も多いです。
ぱっくりと割れたもの
セメントが石のようにごびりついたもの
吹き付け塗料がびっしり付着して除去できないもの
溶接作業で真っ黒焦げになったもの
……云わばなんでもありな状態です。
当然、そんな板は不良材として廃棄するしかありませんでした。
元々は長さが4メートルあるので、いいとこ取りをすればそこそこ長い良材が取れないこともありません。
ただ、それを実現しようと思うとたいそうな手間がかかります。
当時はとてもやってられないと思ったものです。
「もったいないのぉ、なんとかならんのか」
これは先代の口癖でした。
もののない時代に育った先代としては、廃棄されていくだけの素材はたいそう気掛かりな問題であったに違いありません。
ものづくりをしているメーカーは材料をどこまで有効活用できるかが命です。
結果、先代のその言葉が引き金になり足場リサイクルに本格的に取り組むこととなりました。
●【2000年】ネットショップで生まれ変わった杉足場板の発売を開始
厚さ35mmの傷だらけの材料を27mmまで削り込み、古い雰囲気をなくしました。
組み立て、塗装し、リサイクルウッドとして世に送り出したのです。
コストパフォーマンスもよく自信作でしたが、当時はまだネットショップも主流ではなく「知らない人は買わない・買えない・使わない」の定説の通りの結果でした。
●【2003年以降】古材そのままの味わいを求める動きが始まる
杉足場板の古びた雰囲気を「あえて活かす」事に注目。
古材で作った家具や店舗向けの内装用材を中心に、全国のお客様に素材として提供し続けました。
この頃から1件ずつではありますが確実に紹介や口コミでファンが増えていき、ネットショップで商品構成も増えていきました。
家具などを専門に販売する【WOODPRO本店】と、内装用素材を専門に販売する【WOODPRO杉足場板専門店】にて販売していくことになりました。
■杉足場板人気のヒミツ
<その1>使い古した足場板ならではのシャビーシックでノスタルジックな味わいがあること!
<その2>
命ある限り使い切る、環境にやさしいそのスピリッツがまさにサスティナブルな商品であること!!
<その3>
古民家解体材などの人気素材と比較すると格段にお求め易い価格であること!!!
■最後に

「ものの命ある限り、使い切ってあげて欲しい」
WOODPROから伝えたい事は要約するとこれに尽きます。
ひと手間ひと手間かけて新たな命を吹き込み、少し使い方を変えるだけで
あんなにボロクタだった材がとたんに輝き始めるのです。
「木材は生き物である」という例えは言い得て妙だと思います。
確かに人間と同じように木材も十人十色。
同じ杉材であってもその表情や癖は驚くほどに全然違う。
取り扱いは人間同様に大変ですが、だからこそ愛着が湧いてくる素材だと、WOODPROはそう感じております。