ENTRANCE
予想を裏切る内と外
写真のとおり、ガルバリウム鋼板で覆われた外観は、一見して超モダン。丸窓のあるドアの向こうには、どんな近未来空間が現れるのかと思わせます。

と、いざドアを開けると・・・。
そこに現れたのは、ゆうに2階分の高さがある倉庫のような広々とした大空間。使い込まれた足場板のフローリングに棚、レトロモダンな家具が心地よく配置され、ゆったりとジャズが流れます。

「寝室と洗面・浴室・トイレ以外はあえて間仕切りを一切設けず、自由なスペースを大切にしたかった」のだとか。「家という入れ物自体は、耐震強度の問題とかあるので専門家に。とにかく、ローコストでなるべく容量の大きい入れ物を作ってと依頼しました。」家の中に関しては、あまりに独創的な希望が多かったので、設計事務所も「外はするから、中は自由に好きなように作ってください」と言ったのだそう。そして、そのとおり自分の好きなように作り上げた究極のこだわり空間です。