TOKYO DESIGNERS WEEK 2010、今年で3年目となりましたWOODPRO ASHIBAブースですが、
今年もたくさんの方にご来場いただきました。心より御礼申し上げます。




「WOODPRO杉足場板専門店」では一貫して杉足場板という素材にこだわり、毎年テーマを変えて出展しました。

初参加の2008のテーマは、「杉足場板とは?」
当時はまだ認知されていなかった杉足場板を見て触って感じていただきました。
展示会終了後からサンプル請求とお問い合わせが増え、展示会の成果を実感したものです。

2年目の2009のテーマは、「圧倒的な素材感」
使い古されたASHIBAの魅力をお伝えしました。
メイン会場のど真ん中で、語らずともご覧いただいただけで素材の魅力がわかる展示とし、多くの方に共感いただけました。
薄く5mmにスライスしたT-5シリーズがとりわけ好評で、今年の春以降は生産が間に合わない状況が続いています。

そして3年目の2010のテーマは、「素材の可能性」
使い方次第で多彩な表情を魅せる杉足場板のさらなる素材の可能性をご覧いただきました。
展示商品は、資材背景からして供給に限界のある古材中心ではなく、
今春よりモニター販売で好評の古材風シリーズを中心とした展示としました。
古材の魅力であるユーズド感に加え、新材ならではの落ち着いた古材風の仕上がりは、
店舗だけでなく、マンションや一般住宅にもご利用いただけるテイストとなっています。

秋のTOKYO DESIGNERS WEEKという節目に合わせて1年を計画し、この度は三度目の通過。
ここを折り返しに、来春のピークに向けて体制を整えていきます。

商品の供給と生産体制が整えば、来年も参加したいと思っています。
課題山積ですが、何とか乗り切って来年もTOKYO DESIGNERS WEEKで皆さんとお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。

人気No.1 色とりどりのASHIBAショップカード
一番人気のASHIBAショップカードは11種10,000枚ご用意し、ほぼ配り切ることができました。
5mmにスライスした芯古材の板に鉄サビ塗装で下地処理→着色→エイジング→WOODPRO焼印→社員の家族さんの内職によるショップシール貼りといくつもの工程を経て作られました。

【T-5C-180-鉄サビ】をお買い上げいただき、各自で仕上げていただければ再現できますので参考にしてください。
上から順に、
[T-5]杉足場板(古材)/ 無塗装
[T-5]杉足場板(古材)/ ワックス仕上げ / BRIWAX TOLUENE FREE / Jacobean
[T-5C]杉足場板(芯古材)/ 鉄サビなめらか仕上げ
[T-5C]杉足場板(芯古材)/ エイジング(鉄サビ下地)仕上げ
Old Village Buttermilk Paint / 4-8 Windsor Chair Pink
Old Village Buttermilk Paint / 5-9 Dressing Table Blue
Old Village Buttermilk Paint / 7-13 Picture Frame Cream Color
Old Village Buttermilk Paint / 10-18 Virginia Clock Blue
Old Village Buttermilk Paint / 13-25 Corner Cupboard Yellowish White
Old Village Buttermilk Paint / 1305 British Red
Old Village Buttermilk Paint / 1309 Antique Yellow
Old Village Buttermilk Paint / 1314 Wild Bayberry
最後に裏表紙として[T-5]杉足場板(古材)/ 無塗装を使っています。
人気No.2 カッコイイ古材のベンチ&テーブル
二番人気だったのが、ペンキがたっぷり付いた古材を使って作った3連ベンチとチェア、そしてテーブルです。

材料はネットオークションで落札した中古のパイプ椅子(500円×4脚)と折り畳み会議テーブル(5000円×2台)と使い古した足場板。椅子は座面を取り外し、背もたれを切断、テーブルは天板を取り外して、それぞれ足場板に取り換え、更にはパイプ部分をエイジングして雰囲気を合わせています。

あくまで足場板を知り尽くした我々からの参考出品ですので売物ではありません。こんなテイストが欲しいという方はご自身で製作してみてください。作るのは大変ですが、面白いですよ。
人気No.3 想像力をかきたてるパレットファニチャー
続いて人気だったのは【T-15N-180-鉄サビ】で作ったパレットファニチャー。180mm幅の板を半分(90mm)に割いて作っています。

これはそもそも【T-30N-180-鉄サビ】で作った床パネルの構造の説明用に作ったものです。素材である板を5枚並べて裏桟で留めただけの誰でも簡単に作れるシンプル構造ですが、こうやって重ねて使うと機能的です。桟の高さを変えると書類入れとしての用途も広がります。ピカピカの新品と違って、程良くユーズド感ある素材だけにパレットデザインに馴染みます。
人気No.4 こんな白い壁も素敵かも?
続いて人気は壁面に使った【T-5C-180-白クリア】。古材の芯の部分を再利用したものとはいえ、板の表面はエイジングという特殊技法によって作り出された人工的な文様です。古材とは違った趣の板として、用途に応じて使い分けしてください。現実的なところで、人気で現在生産待ちの[T-5]杉足場板(古材)/ 無塗装(約5,555円/平米)並みの価格設定も魅力です。

使える使えないで最近話題のipadですが、こういう使い方もあるんです。ちょっと小さくて目立たない存在でしたが、スタッフがHPの内容を説明するには便利なツールです。毎日更新していた展示会のブログも見ることができました。
人気No.5 妙に気になる白いテーブル
人気No.5はこの白いテーブルたち。個性的な素材があれば、いろいろな物を新たな発想で作ると面白いですよという提案です。

手前は中にワイヤープランツを植え込んだグリーンステージ。店舗やオフィス向けのインドアグリーンをイメージしてデザインしました。本体は近日発売予定の【T-20】シリーズ商品を先行して使用し、皆さんに見ていただきました。思いっきり使い古した杉足場板の表と裏の表層部分を削ぎ落とし、芯の部分を再利用した逆転の発想から生まれた作品です。本体の側板に使用したレギュラーと奥のステージの蓋に利用したスペシャルのラインナップを予定していますが、穴が空いたのもアリのスペシャルはネットショップでは取扱いに適さないので、実店舗のみでの取り扱いとなる予定です。

※WOODPRO実店舗は2011年春広島市内にグランドオープンする予定です。
番外編 自画自賛のリノベマンション
番外編として外苑前の会場とは別にご覧いただいたASHIBAリノベマンションを好きな人にはたまらない空間として挙げさせてください。

初日からの3日間だけ、それも1時間に1組限定でご案内したのですが、じっくりとお客様とお話することができ、とても有意義な時間となりました。やはり実際に商品が使われた空間は説得力があります。杉足場板を知り尽くした我々が素材の魅力を十分に引き出した空間インテリアは私が説明するまでもなく、ご来場の皆さまのハートをつかんだようです。

同様の空間はあちらこちらにあるのでしょうが、実際には気軽にご覧いただくことが困難なため、今回敢えて東京の自宅マンションを公開させていただきました。またチャンスがあれば公開を検討していきます。
>>(参考リンク)東京リノベマンションReport